勿来

勿来(なこそ)
勿来とは、福島県浜通りの地名で、現在のいわき市南部にある。ここは律令時代に、奥羽三関の1つ「勿来関」が設置されたという説がある土地である。「勿来」とは「来ル勿(ナカ)レ」、つまり「来るな」という意味であり、蝦夷の南下を防ぐ意味を持っていたという説がある。常陸国(現在の茨城県)との境界付近は断崖となっており、この難所を抜けたところに位置したことから、関東地方の武士たちから重視され、源義家も「勿来」に立ち寄っている(この付近は現在、平潟トンネルが貫いている)。1954年に市制施行して勿来市が発足した。その後、1966年10月1日には、大規模合併でいわき市の一部、勿来町となっている。現在のいわき市役所勿来支所は、勿来市時代の1960年に勿来市役所庁舎として建てられた物である。